リモートワークのオンライン会議やペア作業で心がけている8つのTips
クラスメソッドのリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)は、リモートワークをすることが目的ではなく、より良い成果を出す手段の1つです。
そんなリモートワークですが、私自身は「オンライン会議(朝会)」や「ペア作業(ペアプロ)」等をすることが多いです。 下記の記事を見て、「みんな色々と考えているんだなぁ」と思い、私も含めた参加メンバーが少しでも効率よく・気持ちよく作業するために心がけていることを書いてみることにしました。
心がけていること
リアル対話と比べて、オンライン対話は情報量が減ります。表情・身体の動き・声色などです。 これらをオンライン対話でも意識的にやっていこう!という考え方です。
- 顔芸をする
- オーバーリアクション
- 相づちを打つ
- 手を挙げる
- 問いかけの場合は、最初に相手の名前を言う
- 大きめの声でハキハキと話す
- 声に感情を込める
- 独り言を言う
顔芸をする
顔芸とは
変な顔をするという意味ではありません。相手の発言や行動に対して、顔でリアクションをするのです。
なぜ顔芸をするのか
想像してみてください。無表情な相手と会話するのは地味に辛いです。たとえば、
- ちゃんと聞こえてるのかな?
- ちゃんと聞いているのかな?
- ちゃんと伝わっているのかな?
などと余計な心配をしてしまいます。 大体の場合は杞憂なのですが、このような状態を発生させないように、顔でリアクションすることで「話を聞いていますよ」と相手に伝えます。 これによって、相手に安心して話してもらうための場を作ることを意図しています。
具体的な顔芸とは
具体的に何をやるのか、は個人によってかなり異なりそうですが、私の場合は下記が多いです。
- カメラ(画面)に顔を近づける(注意深く画面を見ているとき)
- 目を大きく開く(注意深く画面を見ているとき)
- ちょっと口角を上げる(話聞いているとき&だよね〜、なとき)
- しかめっ面をする(話聞いているとき&ちょっと違うのでは、なとき)
- 誰がどう見ても悩んでるだろ、な顔をする(悩んでいるとき)
これらの顔芸は、オーバーリアクションとも組み合わせます。
オーバーリアクション
理由は顔芸と同じく、「聞いてますよ」を相手に伝えるためです。顔だけではなく、全身(上半身)でもリアクションをするのです。
具体的なオーバーリアクションとは
だいたい下記が多いですが、気にせず好きにしたら良いと思います。
- 上や斜め上を向く(考えているとき、悩んでいるとき)
- 腕を組んで椅子に持たれる(考えているとき、悩んでいるとき)
- 腕を組んで椅子に持たれながら首を左右交互に傾ける(考えているとき、悩んでいるとき)
- 頭を抱える(考えているとき、悩んでいるとき)
- 大きくうなずく(話を聞いているとき&だよね〜、なとき)
- 大きく首を傾ける(話を聞いているとき&ちょっと違うのでは、なとき)
- リアルいいね(Good)
相づちを打つ
この理由も「聞いてますよ」を相手に伝えるためです。
具体的な相づちとは
いろんな相づちがあるとは思いますが、下記とかです。
- はい
- はーい
- うん
- なるほど
- ねーーー
- ほーー
- あーーーー
語彙力なんてなくて良いのです。ただし、ずっと同じ相づちをしないように気をつけています。 たとえば、「はい、はい、、、、、はい、、、はい、、、、、はい」よりも「はい、はーい、、、、、うん、、、、なるほど、、、、ほーーーー」のほうが自然ですよね。
ただし、相づちをやりすぎない点も大切です。基本はうなずく等の動作をしつつ、たまに相づちをするイメージです。
手を挙げる
手を挙げるとは
そのままです。手をあげます。
なぜ手をあげるのか
会話内容によっては、相手が一方的に話すことがあります。それ自体は良いのですが、
- 前提の共有がないと、他の人は理解しにくいかもしれないので、補足をしたい
- 多分あっていると思うけど、前提はこれだよね?と確認したい
- 話が変な方向に行っているので、軌道修正したい
などの場合があり、補足を入れたり早めに質問したいことがあります。 このようなときに手を挙げることで、発言者に気づいてもらって「なんでしょうか?」と振ってもらうことを期待します。
具体的にどう手を挙げるのか
急がない場合は無言で手を挙げます。 急ぐ場合(早めに発言したい場合)は、「はい、藤井です!」と自分の名前を言いながら手を挙げて割り込みます。
相手から振られるまでは、ひたすら手を挙げたまま耐えます。辛くなってきたら手を切り替えたり、片方の手で支えたりと無言のアピールを続けます。 ただし、どうしようもない場合は強引に話に割り込みます。
問いかけの場合は、最初に相手の名前を言う
なぜ最初に相手の名前を言うのか
リアル対話だと、相手の方を見ながら話せば良いですが、オンライン対話だとそれができません。 そのため、「今からあなたに向かって話します」という意思表示を最初にすることで、しっかり聞いてもらいたいという意図があります。 これによって、たとえば「実は聞いてなかったのでもう一度話してください」などを防ぎたいのです。
どのように相手の名前を言うか
コレは簡単ですね。
- 「○○さんに質問なのですが、〜〜〜」
- 「○○さんに確認なのですが、〜〜〜」
- 「○○さんに聞きたいのですが、〜〜〜」
また、相手を1人に限定する必要もありません。
- 「○○さんと☓☓さんに〜〜〜」
- 「皆さんに〜〜〜」
ただし、「皆さんに」だとお見合い状態が発生しがちなので、
- 「みんなに聞きたいんですが、まずは○○さんから〜〜」
と順番に聞く形にすると良いと思います。
大きめの声でハキハキと話す
なぜ大きめの声でハキハキと話すのか
小さな声でボソボソと話すと、意外と聞き取りにくいです。 そんな状態であれば、「会話内容を理解すること」よりも「まず聞き取ること」に集中してしまい、相手に余計な負荷を掛けてしまいます。 これを防ぐために、なるべく大きめの声で、かつ、ハキハキと話します。
声に感情を込める
声に感情を込めるとは
ただ声を出すのではなく、自分の感情を声に込めます。 例えるなら、テレビドラマや映画を音声だけで聞くような感じです。あとは落語や朗読でしょうか。
なぜ声に感情を込めるのか
声に感情を込めることで、自身の気持ちや様子を相手に伝えます。
- 閃いた
- 分かった
- 納得した
- 曖昧な
- よくわかってない
具体的にどう感情を込めるのか
一番簡単な方法は、感嘆符(!)を意識すると良いと思っています。
- 「分かった!!」
- 「それです、それそれそれそれ!!!」
- 「ん〜、ちょっと待ってください」
- 「はーい」
また、オーバーリアクションをしながら話すと自然にできると思います。
独り言を言う
独り言とは
打ち合わせよりもペア作業のときです。 明確に相手と会話しているなら不要なのですが、ペア作業で自分がドライバーのときによく独り言を言います。
内容としては主に下記です。
- 今から何をするか
- 今何をやっているか
- そしてどうなったのか
- ほか
なぜ独り言を言うのか
ペア作業で自分がドライバーのとき、自分の画面を共有しており、相手が見ています。 無言の状態で作業をすると、相手が「何したいんだろう」「なんで今これやっているんだろう」と考えることが多くなるため、初めから自身の意図を伝えることでスッキリと作業を見てもらいます。
また、駄目な作業た操作を実行前にストップできるメリットもあります。例えば下記2つのうち、後者が独り言を行っている場合の例です。
- 「あ! その作業は今やっちゃ駄目……! 間に合わなかったか……」
- 「今からxxの作業を行います」「その作業は最後にしないと失敗するよ」「そうなんですね、ありがとうございます」
とはいえ、相手に伝えようと意識する必要は無いです。 伝えるのではなく、あくまでも自分の独り言です。相手は独り言に反応してもいいし、しなくても良いのです。 単なる情報発信です。報告でも連絡でも相談でもありません。独り言です。
具体的な独り言
例えば下記です。
- 「今からDynamoDBのxxテーブルにデータを追加します。確かサンプルがyyyにあったと思うので探します」
- 「xxxやりたいけど、どうやるんだっけな……」
- 「デプロイしている待ち時間にyyyをやっていきます」
さいごに
色々と書きましたが、これらはリアル対話する場合でも有効だと考えています。オンライン対話時は、リアル対話と同じぐらいにまで引き上げるための方法ですが、リアル対話ではより良くなるからです。 これらは人によって合う合わないはあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
なお、オフィスの自席でやった場合、白い目で見られるならマシなほうで、だいたい「うるさい」と言われますのでご注意ください。